コイネ、コイネー koine (ギリシア語)

 …「共通の(言葉)」。

  cf. 英語の common に当たるギリシア語。

   ヘレニズム時代の標準ギリシア語で、アレクサンドロス大王の征服した地域で用い

  られた当時の国際語。全ギリシア的言語だったアッティカ(アテネの領域)方言 Attic

  を母体とし、イオニア方言 Ionic を加えたもの。現代ギリシア語の基礎でもある。

   『新約聖書』はこのコイネで書かれている。